おたより__

学校だより(2025年3月号)

逞しく生きよ! 花を咲かせよ! いざ世のために!



 卒業生並びに保護者の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。本日、皆さんがこの直江津中学校を巣立つ日を迎えられたことを、心からお祝い申し上げます。皆さんの努力と成長を見守り続けてきた私たち教職員一同、そしてご家族の皆様にとっても、誇らしい瞬間です。
 この3年間、皆さんは学業や部活動、様々な学校行事、そして生徒会活動において、多くの成果を収めてきました。特に、今年度は「共創」をスローガンに掲げ、皆さんは共に創り上げていく過程を大事してくれました。生徒会の運営方針の一つである「当たり前を当たり前に」は、あいさつや授業への取組など、日々の学校生活において基本的なことをしっかりと守り、互いに尊重し合うとするものでした。この姿勢は、皆さんが社会に出たときにも大いに役立つことでしょう。そして、ここにいる在校生たちが直江津中学校の校風としてこれからも大事に引き継いでいってくれるものと信じています。
 一方、世の中は科学技術の進歩で大きく変わってきており、ChatGPTをはじめとした生成AIが、驚く速さでこれまでの作業を大きく変え、生活が変わりつつあります。当たり前だったことが、当たり前でなくなる時代。当たり前だったことの本質をとらえ、変えてはならない当たり前のことを当たり前にやりながらも、新しいものをも積極的に取り入れ、時代の流れについていく力を身に着け続けなければなりません。
 それでは、中学校時代、国語と音楽がとても苦手だった私が、生成AIの力を借りて作詞作曲した「卒業 乗り越えた日々」をお聞きください。



【卒業 乗り越えた日々】

海風の朝に揺れる影 いつも通ったこの坂道 
学校行くのが嫌な日も 言い過ぎた言葉 すれ違う気持ち 
優しくなれずに傷つけたね
手を取り合い乗り越えた日々 ぶつかり合ったその涙も
本当の仲間だからこそ 今は笑って話せるよ

容赦ない日差し突然の雨も 拳を突き上げ叫んだエール 
目指しているのは優勝だけど 勝ち負けよりも大事なものは 
心を一つにすること
手を取り合い乗り越えた日々 全力で走り抱いた夢も
青空の下笑い合えた かけがいのない友だから

照りつける陽に浮かぶ影 長い道のりをひたすら歩いた  
隣にいた君が支えてくれた 「あと少しだよ」手を引く声 
あの日の絆忘れないよ 
手を取り合い乗り越えた日々 どんな未来が待っていても
離れていても変わらないさ 心は一つだから

響き渡ったあの日の歌声 心を込めたハーモニー 
届けたメロディ忘れない あの日の言葉今も響くよ
「いざ世のために」そう誓った
手を取り合い乗り越えた日々 どんな未来が待っていても
離れていても変わらないさ 心は一つだから



 苦手は努力と工夫で克服することができます。

~ヒルクライム「ツボミ」をBGMに~
 この写真は、宮城県本吉郡南三陸町の2012年4月28日の様子です。前年の3月11日に起きた東日本大震災の津波により、水田が土砂やがれきに埋もれてしまったばかりかアルカリ性が通常の四倍になり、植物が育ちにくい状態になっていました。この八回目となる災害復旧支援ボランティアには、中学を卒業したばかりの娘たちと一緒に参加しました。
 土砂の中の瓦礫を撤去する重労働でしたが、休憩時間に瓦礫の中に咲く一輪の菜の花を見付け、子どもたちには、この菜の花のように困難にもくじけず、逞しく花を咲き誇ってほしいと願いました。

卒業生の皆さん、改めて卒業おめでとう!
そして、逞しく生きよ!
花を咲かせよ!
いざ世のために!            (後略・・・)