
ご存じの通り文部科学省の部活動改革は、令和5年度から段階的に開始され、先行的に休日の部活動が令和8年度から学校では行われなくなります。この部活動改革の目的は、少子化に伴う様々な課題(学校単独ではメンバーがそろわない・やりたい種目の部がないなど)に対して、生徒にとって適切なスポーツ環境を実現することを目指しています。そのため中学校体育連盟主催の大会では、複数校での合同チームやクラブチームの参加も認めています。今年度上越市教育委員会では、地域クラブ活動推進室を設置し活動の受け皿になる地域クラブの整備に努めています。また、これまで部活動は、教員の指導・監督の下、勤務時間を超えて行われてきたため、教員の長時間勤務が常態化しており、こうした教師の負担軽減を図ること(働き方改革)も同時に目指しています。 国の方針を受け、上越市では部活動指導員の増員だけでなく、休日の部活動を令和5年度は20日以内、6年度は15日以内、そして来年度は10日以内と8年度に向けて段階的に移行しています。平日の部活動については、全国中学校体育大会が令和9年度以降もしばらく継続(一部の種目が削減)されることから、「学校で部活動を行わない」という議論は、上越市では聞いておりません。
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