おたより__

学校だより(2024年9月号)

I’m possible



校長 宮川 高広

2学期の始業式の折に以下のような話をしました。

 パリ2024オリンピック・パラリンピックが開催され、日本人選手の活躍に一喜一憂しながらも、真剣勝負をする姿や逆転劇、ハイレベルで洗練されたパフォーマンスに感動と勇気をもらい、あらためてスポーツの魅力を感じました。
・・・中略・・・
 この国際パラリンピック委員会(IPC)のシンボルマークは、「スリーアギトス」と呼ばれています。「アギト」とはラテン語で「私は動く」という意味で、困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現しています。赤・青・緑の三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色ということで選ばれたそうです『I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』は、IPCが開発した教育プログラムの名称です。 Impossible(不可能)の単語の「I」 と「m」の間に「’」を加えると、I’m possible(私はできる)に変わります。このことから、「できない理由を探すのではなく、できる方法を考えよう!」という前向きな姿勢が大事であると伝えようとしています。(後略・・・)



IPCシンボルマーク

 この話を考えていた一方で、創立以来77回続いたがんばり行軍を今年度は中止にすることを宣言しようかと迷っていました。能登半島地震の影響で頑張り行軍のコースが一部通行止めとなったため、コースの復旧を待って開催時期を5月から10月に変更しました。夏休み中に何度か現地を確認しましたが、通行が可能となったものの、車の通行が激しい国道の狭い路肩を通行しなければならい状況だったため、従来コースで実施するのは無理、これから新たなコース開発も困難・・・と、思案していたのです。しかし、「できない理由を探すのではなく、できる方法を考えよう!」と、中止の宣言を踏みとどまりました。    
 始業式の翌日、もう一度コースの下見に行ったところ状況は一変しており、安全に実施できることが分かりました。「奇跡?直中に追い風が吹いている!」と実感しました。

 大成功に終わった感動的な体育祭、「終わりは、始まり」次は10月23日のがんばり行軍です!