おたより__

学校だより(2024年7月号)

終わりは、始まり~大人を感動させる子どもたち~



校長 宮川 高広

 15歳の少年から大人の私が学び、感動したエピソードです(大人を感動させる子ども)。
【上越地区中学校陸上競技大会の閉会の挨拶(宮川)より】
 2日間の熱戦が終わり、様々な思いを皆さんは抱いていると思います。昔の話になりますが、選手の皆さんが生まれる前の2008年に、全国中学校体育大会陸上競技大会が新潟で開催されました。私は、その大会役員として砲丸投げ練習場の主任を任されました。大会の最終日、砲丸投げ競技の決勝は前日に終わっているにもかかわらず、黙々と砲丸を投げ込んでいる男子選手がいました。惜しくも優勝を逃した3年生の選手でした。12月に高校生も参加して行われる大会で優勝するために練習をしているということが分かりました。その生徒は言いました、「この大会は終わりましたが、大会の終わりは次の大会のスタートなので、こうやって練習しています」と。
 「終わりは、始まり」、地区大会が終わり次のステージの1歩を踏み出そうとしている今、どんな目標を立てるかで行動の仕方が変わります。皆さんは、どんな目標を立てますか?今後、皆さんが様々な場面で輝く姿を期待しています。



 6月に行われた地区大会では、「誰からも応援されるチーム(選手)になる」を目標に掲げ競技に挑んだチーム、「この大会を3年生の最後の試合にしたくない」と必死になって競技や応援をした1・2年生など、どの大会会場でも直中生の清々しいプレイや競技以外での取組を直接見たり、顧問から聞いたりし、たくさんの感動をもらいました。「みんなありがとう」