おたより__

学校だより(2024年2月号)

2024年1月1日能登半島地震から一か月、2月2日、急きょ集会を開きました。



 能登半島地震で亡くなられた方々のご冥福と被災地域の一刻も早い復旧・復興をお祈りいたします。

 2024年1月1日能登半島地震から一か月、2月2日、急きょ集会を開きました。
 能登半島地震から一月を迎える頃から、各社テレビ局で能登半島地震の特集番組が放映されました。1月29日には、ネットニュースで、「佐渡沖に活断層の割れ残り…2週間以内に“大きな余震”の恐れ 3mの津波押し寄せる可能性も」の記事を目にしました。今後の最大余震に備え、学校での生徒の避難の方法をシミュレートしていました・・・ふと、「学校内は何とかできるが、生徒が登下校中は?・・・家に一人でいた場合は?・・・」と心配になり、地震・津波について考える集会を開くことにしました。添付の資料を基に、「日本に住む者の心構え」として身の守り方を考える機会を設けました。



【日本に住む者の心構え:基礎情報(当日の資料から削除・追加した内容があります)】
・佐渡沖の断層から直江津中学校までの距離はおよそ60Km。約7.5秒後に縦揺れ、15秒後に横揺れが生じると考えられる(緊急地震速報とほぼ同時に揺れを感じる)。
・当校の海抜は9.7m、上越市の津波ハザードマップでは、0~0.3mの浸水域に立地。(東日本大震災で津波に巻き込まれた方の多くは、ハザードマップで示された浸水域の外側に住んでいた方々:想定を信じるな)
・当校は震度6~7でも倒壊しない新耐震基準で建築されている(旧耐震基準は震度5までを想定し、1950年から1981年6月まで用いられ、旧耐震基準の家屋は1995年の阪神淡路大震災では多くが倒壊した)
・家屋が倒壊しなくても、家具の下敷きになる危険性があるため、家具の転倒防止策が重要。
・地震発生後、3分を目安に津波警報が発令される。佐渡沖で地震が発生した場合は、直江津の海岸には6分(ハザードマップでは14分)後に到達する。
・津波は、陸地でも時速36Km程度(トップアスリート以上)で進むため、地震発生後に1Km以上離れた高台へ避難するのは難しい。 



 この基礎情報と上越市の津波ハザードマップを基に、平日学校にいる時、登下校時、その他の場合について、(0)平常時(備えておく事・物)(1)地震発生時(2)津波に備える時、どのような行動が必要かを考える課題を出しました。是非ともご家族と一緒に、このことについて考え、備えていただければと思います。

 震度5以上の地震が発生した場合や風水害で避難勧告が出された場合は、生徒の安否を確認するためにメールを配信しますので、ご承知おきいただき、ご協力をお願いいたします。

防災集会資料.pdf