
(1) 奈良時代 奈良時代には、律令政府の出先機関である「越後国府」が置かれ、この地方の「上越後」を略して「上越」と呼んだことに始まる。奈良時代の「国府」および「国分寺」の所在地は謎であるが、直江津地区は、越後国府が置かれ、交通の要衝として古くから栄えた、歴史の町である。
(2) 平安時代 平安時代の末期には、学区である五智周辺に国府が移った。親鸞聖人の配所があり、親鸞聖人ゆかりの地でもある。現在の五智国分寺は、永禄5年(1562年)に上杉謙信が再興したものと言われている。 また、祇園祭の始まりは、おそらく、平安時代の中頃、今から900年ほど昔のことと言われている。直江津の人々の幸せを願って、お神輿を町中でかついだのが始まりであり、お神輿の出る直江津・八坂神社は京都・八坂神社の流れをくむ神社である。そこから「祇園祭」と呼ばれている。この頃にはまだ屋台の明確な形はなかった。
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