
1.いじめ問題への対応における警察との連携の徹底 重大ないじめ事案等は直ちに相談・通報を行う他、学校と警察が日常的に情報共有や相談を行える体制の構築 ・学校と警察は、児童生徒を加害に向かわせず、被害に遭うことから防ぐ等、児童生徒の健全な育成の観点から重要なパートナーであることを認識し、日常的に情報共有や相談を行うことができる連携体制の構築が求められること。 ・重大ないじめ事案や犯罪行為として取り扱われるべきと認められる場合には、学校は、いじめが児童生徒の生命や心身に重大な危険を生じさせる恐れがあることを十分に認識し、いじめ防止対策推進法第23条第6項に基づき、直ちに警察に相談・通報を行い、適切に援助を求めなければならないこと。 ・学校のみで対応するか判断に迷う場合であっても、被害児童生徒や保護者の安心感につながる場合もあることから、警察に相談・通報を行うこと。 ・インターネット上のいじめが増加しており、児童ポルノ関連のいじめは被害の拡大を防ぐため、直ちに警察に相談・通報。 ・学校では取扱いの判断が困難な事案も多く、個別事案に係る日常的な情報共有や相談・通報ができるよう、下記のような連携体制の構築に取り組むこと。 ー 警察署との協定の締結・見直しによる円滑な情報共有の推進(相互連絡の枠組みを構築し、幅広く相談・通報を可能に) ー 学校・警察連絡員の指定の徹底(緊急時を含め日常的に情報共有や相談・通報が可能な連携体制の構築) ー 学校警察連絡協議会等の活用(学校と警察で認識を共有し、積極的な相談を促進) ー スクールサポーター制度の積極的な受入れの推進(学校と警察のパイプ役として有効なスクールサポーターの活用) ・学校と警察が連携することで事案が解消に向かった好事例を周知 例)警察からの聴き取りによる事案の解明、警察からの注意・説諭による事案の解消・SNS上での児童ポルノ事案における警察の早急な対応による拡散防止 等 ・学校で起こり得るいじめのうち、警察に相談・通報すべき具体例を参考として提示。 例)(暴行)ゲームや悪ふざけと称して、繰り返し同級生を殴ったり、蹴ったりする。・(強要)度胸試しやゲームと称して、無理やり危険な行為や恥ずかしい行為をさせる。・(児童ポルノ)スマートフォンで自身の性器や下着姿などの写真・動画を撮影して送るよう指示し、自身のスマートフォンに送らせる。等※詳細は添付資料をご覧ください。
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