おたより__

学校だより(2024年3月号)

大変立派な姿で卒業生が新たな1歩踏み出しました。ありがとうございました。



第77回卒業証書授与式式辞より

 卒業生並びに保護者の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。こうして、4年ぶりにご来賓と在校生と共に、卒業証書を授与することができ、校長として感慨無量であります。
 3年以上にわたり、感染予防のための3密回避の行動が強いられ、あらゆる教育活動が、中止や規模縮小など、活動の制限を余儀なくされてきました。昨年のゴールデンウイーク明けに、ようやく新型コロナウイルス感染症が五類に移行となり、これまでの不遇だった青春時代を取り戻すかのように、生徒会が動き始めました。その最前線でけん引したのは、間違いなく目の前にいる卒業生の皆さんです。
新企画の直中フェス、その第一弾はレクレーション部門。待ちわびたイベント開催に、大変暑い体育館の中でしたが、クイズを真剣に楽しんでいました。そして、「青春」をスローガンに掲げて取り組んだ体育祭。リハーサルの段階から全力で競技や応援に取り組む姿は、正にスローガンの「青春」を謳歌している姿でした。さらに、「青春~互いに高め合う合唱~」をスローガンに掲げ、音楽祭が行われました。どの学級も互いを高め合った結果として、感動的な合唱をつくり上げました。中でも4年ぶりとなった3年生の学年合唱は圧巻で、感動の涙を抑えることができませんでした。「青春」を謳歌は、まだまだ続きました。12月に入り、感染症の流行で学年閉鎖が相次ぐ中、直中フェスは、第2弾(ブース部門)、第3弾(ステージ部門)、第4弾(直中生の主張)と繰り広げられました。
こうした姿は、新任式での村上生徒会長が紹介してくれた「直江津中学校の生徒の良いところは、何事にも全力で取り組むところです!」の言葉どおりであり、私自身、受け止めきれないほどの大きな感動をもらいました。特に卒業生の皆さんは、全力で直江津中学校を盛り上げてくれました。ここでも言わせてください。「私にとって君たちは、自慢の生徒です!」そして、たくさんの感動をありがとう。



 感動をもらい喜んでいたのは私だけではありません。皆さんが1・2年生だった頃から居られる教職員も事ある度に、皆さんの成長を心から喜んでいました。言い換えれば、入学した当初より体だけでなく考え方も、職員が驚くほどに成長したということです。これは皆さんの学びの結果であると同時に、その成長を、苦楽を共にしながら支えてこられた保護者の皆様、学校運営協議会や総合的な学習の時間の活動、後援会費等で支援していただきました地域の皆様、さらに、「自立・感謝」を学年目標の下、丁寧に寄り添い導いてこられた教職員の尽力に対して、高いところからではありますが、皆様方に感謝申し上げます。
 ここで、卒業に当たり、私が気持ちを奮い立たせたいときに聞く曲と重ねて、中学校三年間を振りかえってもらいます。Little Glee Monster「ECHO」(さぁ今こそ思い出すんだ がむしゃらに駆け抜けた日々・・・・・・後略)この先の人生において、立ち止まることが起きたなら、「ECHO」の曲とともに中学校時代を思い出してください。
 「いざ世のために」これからも「自学・自律・共生」を道しるべとして・・・
 最後に、卒業生の皆さんの今後益々のご活躍を祈念申し上げ、式辞といたします。

令和6年3月8日 上越市立直江津中学校長 宮川 高広