おたより__

学校だより(2023年11月)

積極的な態度を心に命じて活きる



校長 宮川 高広 
 以下は、WBC2023で日本が優勝した直後に購入した本の一文です。
【『中村天風 心が前向きになる言葉』池田光著(秀和システム)より引用】
 二刀流で世界に衝撃を与えた大谷選手が、渡米前に中村天風さんの本を愛読していたことは、よく知られています。本のタイトルは『運を拓く』(講談社)。この本で天風さんはこう述べています。
「最高の運命を招くべく、いかなるときにも、全てを感謝と歓喜に振りかえるよう、積極的な態度を、心に命じて活きるように努力しよう」(『運命を拓く』)
 解説しましょう。心が積極的なら、すべてが感謝と歓喜で受けとめられます。たとえば病にかかった場合・・・。消極的だと「なんで、こんな病気になったんだ」と恨むばかり。感謝なんて、とても無理。逆に、積極的な心だと「もっと健康的な生活に変えなさい、というシグナルだ。ありがたい」と、感謝できます。
 このように、感謝と歓喜で受けとめれば、最高の運命が招き寄せられるものです。
 嫌々ながらゴミ拾いしたのでは、運は離れるだけ。大谷選手は、嫌な顔をせず、むしろ笑顔でゴミを拾っていました。
(次ページに続く・・・)



 10月27日(金)に行われた音楽祭、発表は1年生から2年生、3年生の順。学年が上がるにつれ、声量だけでなく合唱としての完成度も上がります。何よりも発表ステージへ向かう表情から、合唱に臨む意気込みが高まっているのが感じられました。圧巻だったのは、4年ぶりに復活した3年生の学年合唱、「3年生起立」「はいっ!(気迫に満ちた返事)」、その積極的な態度に合唱を聞く前から涙腺が…
 そして、会場の誰もが感動し、大勢の方々が涙した圧巻の合唱! 「久々に学年全体で歌えることに感謝し、歓喜した3年生だからこその合唱」は、最高の運命を招き寄せました。
(この時の3年生の笑顔は忘れられません)
 これからも積極的な態度を心に命じて、青春を謳歌していきましょう。